2016年への感謝と2017年への船出へ。

2016年も残り数時間になりました。
今年も沢山の出逢いあり、関わってくださった沢山の方々のおかげで素晴らしい一年を過ごすことができ、これからの新しい年を迎えることができそうです。
本当にありがとございます!

常磐町通りの空き家であった江戸時代の町家、旧大島材木店を改装した‟潮待ち館”の平日オープン。
平日お客さまがまだまだ少ない中で土日以外の週6日営業は新たなチャレンジでした。
商品・サービスを提供し、建物を維持しながら家賃、光熱費、人件費を捻出しつつ、なんとかプラスに。

8月からは鍋焼きうどん尾収屋は西平製麺の西平直枝店長に変わり、薩摩藩船宿跡脇屋の一部が田中佐知男さん作品をはじめ妻佳織さんセレクト、作家さんの作品が集まるギャラリーに。
尾収屋の新店長、西平直枝さんは呉市内で60年製麺所を営む西平商店の若女将。
西平商店の若女将、直枝さん

鍋焼きうどんは西平製麺ののど越しの良い細うどんと、それらによくなじむ鯛のアラでとった優しくもコクのある出汁にリニューアル!
これがとっても美味しい!!
鍋焼きうどんはもちろんのこと、うどんだけではない様々な自家製麺をアルミ鍋で表現してくれています。
こちらは西平製麺でつくる冷麺を使った鍋冷麺。こちらも素晴らしい逸品!!さすがです!!
鍋冷麺

そして、薩摩藩船宿跡脇屋の座敷は田中佐知男さんの作品の常設展示の場所になりました。
田中佐知男さんは広島市安佐南区に在住、フランスで油彩画を学び、数々の賞を受賞されている作家さんです。(2016年も第4回広島県美展にて絵画系大賞&入館者人気大賞受賞)
お店には明るく素敵な奥様、佳織さんがお客様をお迎えし、佐知男さんは御手洗の街で新たな作品を創作されています。
そして新たな試み、田中佐知男さんと描くスケッチ会や、作家さんを集めたフリーギャラリーも行われました。
田中佐知男さんと佳織さん

田中佐知男さんの作品が御手洗郵便局の切手シートにもなりました。
とても完成度高く、写真では表現できない佐知男さんワールドに見とれてしまいます。
御手洗郵便局発売の佐知男さん作品切手シート

素晴らしい表現者が御手洗の街に新たな感性の風を吹き込み、御手洗の物語が新しい形で提供されています。
私たちの目指す方向が少しずつ形になりつつあります。

どこにでもある支店やフランチャイズのような大きな資本をポンと持ってくるのではなく、御手洗に残る素晴らしいものをその人にしかできない新しい感性で価値を創出していくこと。街の風景や文化歴史、その建物で行われてきた営みなどを大切に伝えながら、保存していくこと。
そんな場所とアクションが一つ一つ生まれることにより、結果としていくつかの課題を解決し、どこにもない素晴らしい街になるような気がします。

船宿cafe若長、薩摩藩船宿跡脇屋、鍋焼きうどん尾収屋、潮待ち館と、これまで4軒の場所を創ってきました。
関わってくれているスタッフや多くのメンター、沢山のお客様、お客様を超えた同志のような仲間とともに一歩ずつ…。
まだまだ、改善していくことは山のようにありますが、一つずつアクションを起こして参ります

もうすでに超高齢化社会を迎えている日本の10年後、15年後の働き方、暮らし方を、課題が沢山ある先進地とも言えるこの場所で示していきたいと私たちは考えています。現状になげくのではなく、それらを受け入れ、どう克服していくか。自分たちの‟今”起こす行動が、将来を創っていくことに繋がると思うのです。
その為に、現状をしっかりと見つめ、見極め、今あるものの中で価値の再定義を行っていくことが重要に思います。
今ある豊かな社会を築いてくれた先人に感謝しつつ、次の世代に何を残せるかを模索していきたい。
そのために、これからも様々な課題にチャレンジしていきます。
御手洗昔の写真

来年は春に空き家を改修したゲストハウスをまず1軒、2017年中にあと数軒手掛けていく予定です。
2017年はよーそろとしても1段階上がった大きなチャレンジへ!
御手洗これから目が離せませんよ~。

2017年もチャレンジさせて頂ける平和な環境に感謝しながら、世界中の人々が様々なことにチャレンジできる紛争のない平和な世の中を願っています。
皆さまにとっても素晴らしい1年になりますように。

2017年もどうぞ、よーそろ~(宜しく候~)!