新しい風が吹く

皆さまこんばんは。代表の井上です。
今日は呉市が主催する起業家支援プロジェクトスタートアップ講演会に話を聞きに行ってきました。
昨年はスピーカーとしてこの講演会に関わらせて頂きましたが、今年も何かしら関わることになること、そして御手洗にまた新しい風が吹き、今までの総括とこれからもうすぐはじまる再構築のための頭の整理にと足を運びました。

株式会社machimoriの代表取締役、市来広一郎さんの熱海での地域づくりのお話、やはりどこの地域活動でも共通点があるなと思いました。
経済、人口が減少すれば、それをどうにかしたいと揺り戻しが起こり、どうにかなりそうであればまたその逆方向に力が働く。
ただ、その浮き沈みに対しても”右斜め上”を見つつアクションを起こし続けた結果、今の熱海のいい循環が生れているのでしょう。
東京との近さ、ピークから半分近く観光客が落ち込んだとはいえそれでも250万人ほどの観光客が来る状況から言えば、私たちが活動している瀬戸内海のへそにある大崎下島御手洗地区は条件が違う。

条件が相当悪い??
瀬戸内海の真ん中ですよ!真ん中!

歴史の見える丘より

瀬戸内海の真ん中のしかも人口200人ほどの地域で結果でたら、すごくないですか? チャ~ンス(笑)
よーそろとして沢山の関わりの中でつくってきたカフェ、ギャラリー、鍋焼きうどん屋、物産館、ゲストハウス、レストラン&一組限定宿、シェアハウス、食品加工場。空き家を活用した様々なビジネスにチャレンジしてきた8年間、地元御手洗の人の開業、移住者の開業などもあり閉店の底を打ち上昇トレンドになっている気がします。(まだスタートしたばかりですが)
私たちがやってきたこととは関係ない部分も当然ありますが、UIターン者増によりこの8年で30棟近くの御手洗の空き家が解消しています。
(全棟数の1割近く?ではないでしょうか)

薩摩藩船宿跡脇屋とGUESTHOUSE醫

そして、今月一人の若い女性が御手洗に移住してきました。
山形県出身の30代前半の彼女は、東京で10年ほど料理関係の仕事をし、カフェをしたいと飛び込んできました。只今収入はゼロ。
瀬戸内海に浮かぶ大崎下島、御手洗で彼女の新しいチャレンジが始まります。
想定外だったこともあり、彼女の覚悟にびっくりした私ですが、活躍する舞台をつくるべく諸々変更し8月頭から各事業を再編すべく再整備へ取り掛かっています。

彼女はシェアハウス(港町長屋染初)に住み、別店舗でカフェを営業する。整えた場所が新しい感性によりアップデートされていく。
様々な特技を持ったうちのチームメンバーと地域資源を使い倒し、リスクを最小限に抑えつつ様々な価値を生み出す仕組みとそれにより生まれる様々な効果が掛け算式に生まれていく。
ローカル移住起業の新しいモデルを生み出せそうです。うちも正念場!がんばらねば!
また彼女の紹介と8月の再編(新店舗)についてお知らせしますね。いつも急ですみません(汗)

とそのように、目まぐるしく動く周りの状況を受け入れ乗り越え、時に穴に落ちつつも這い上がってまた進む(笑)。
仕事づくり、いやそれらを含めた暮らしそのものが”冒険”であり、旅。様々な壁にぶつかり傷をつくり、かさぶたをつくり、傷跡が芸術だと仲間と笑い合えるチャレンジをしていきたいと思っています。
起業を目指す皆さん、かさぶたをつくろう!硬くなって強くなろう。しかし立ち上がって歩き始めないとコケもしなければ、新しい景色には出会えません。そしてコケたとき、新しい発見があるはずです。
先を読みにくい世の中だからこそ、どのような状況になろうとも悔いのない生き方をせねばと。ならば始めてから考えればいいと思うのです。
3年後にと言ってると3年後の市場、状況、自分を取り巻く環境もガラッと変わっているのです。そして言い訳を考える。。
老後資金2000万円が必要でデモを起こすなら起業して御手洗い(みたらいい)。←パクリ

今日も素晴らしい時間をありがとうございました。
スピーカーで来られいた天仁庵の数田さんをはじめNPO法人アースキューブジャパン代表の中村さんが活動をはじめた音戸地区もいい風が吹き始めています。botanico代表西川さんのドライフラワーから生まれるコミュニティと世界進出の話、とても面白かったです。
頭の整理と次なる種を発見したかも。
そして、講演者machimoriの市来さんのように、しぶとく、情熱的に突っ走りたいと思います。

よーそろ~!(宜しく候)