ゴールデンウイークを終えて

皆さまこんにちは。よーそろ代表の井上です。
10連休のゴールデンウイークを終え、体も徐々に普段モードに切り替わりつつあるところでしょうか? 
えっ!まだ…?? まだの方はボチボチ参りましょう(笑)

今回のゴールデンウイークは船宿カフェ若長、潮待ち館など毎年多くのお客さんで賑わう喫茶・物販部門以外に2つの宿部門もフル稼働。
1月以上前から宿泊の予約がGUESTHOUSE醫、一組限定宿の閑月庵新豊ともにほぼほぼ埋まり、1人2役以上をこなすいつものよーそろメンバーに加え、その家族ごとフル動員でこなす覚悟しておりました。
加えて、シェアハウスとして活用している港町長屋染初の一部を食品加工場に整備し、この島で採れる柑橘のドライフルーツをせっせと仕込んでおりましたので4月は走りっぱなしの日々が続きました。

潮待ち館では甘夏の生搾りラッシーの他、新たにソフトクリーム機を導入し、自家製ドライフルーツと合わせた”ドライフルーツソフト”も販売。
そのまま食べても感動するような味の濃い柑橘をさらにギュッと凝縮したドライフルーツと濃厚なミルクのコクが口の中に広がるソフトクリームとのコラボレーションは味と食感の高低差をバランスよく生み出せたように思います。GW明けにも出ると見越して大量に仕入れたソフトクリームもラスト1日持たず完売に。ドライフルーツも買っていただけて新商品にしては上々の立ち上がりでした。

(ドライフルーツは清見、はるか、せとか、カラマンダリンの4種から選ぶ)

呉市のゲストハウス1号としてオープンし3年目に突入したGUESTHOUSE醫も満室の日々が続き、今回は地元ご婦人のお掃除集団に依頼をかけこちらもフル稼働。定員14名の醫のお客さん全員が自転車でいらっしゃることも初めてで玄関先は自転車で溢れる日が何度かありました。

一組限定宿、閑月庵新豊も連続8日間予約は未だかつてなく、ゆっくり過ごしていただくためにチェックアウトを11時に、それから15時30分までの次のチェックインに向け掃除、ベットメイクや洗濯などいつも裏方で頑張っているパソコンインストラクター兼Web担当の専務、由美も奮闘。
わたくしは、掃除、チェック、船宿カフェ若長の店番の間をぬってチェックイン応対、ウェルカムドリンク、夕食、他店舗の翌日の仕込みで一日を終え、翌朝の朝食からまた掃除、チェックからスタートする日々。
新豊の篠崎料理長も連日お昼に営業し、未だかつてないほど賑わうSEAFRONT DINING新豊の仕込み、料理をこなした後に閑月庵に宿泊される一組の夕食のための料理に挑む日々。

限られたタイトな時間の中で、いつも以上に喜んでもらうための自身の心の余裕と時間をどう作るか。
そのために無駄な作業を削り、どうシンプルに効率よく作業をこなすかを考えます。
このゴールデンウイークのような忙しい連続営業日をこなすと見えてくるものが沢山あります。
「あ~こうすればいいね」「なんで気づかんかったんじゃろ」と、いつもと違う場面に身を置くことで、違う角度から様々な発見があります。
車の運転と同じでスピードを上げるほどに周りをみる感覚が研ぎ澄まされ、柔軟に動ける心と体の立ち位置も探られていきます。

おかげさまで、この度もとても得るものがあったゴールデンウイーク営業でございました。
同時に今までつくっては壊し、つくっては壊し、色々なチャレンジと再構築を繰り返して参りましたが、今年に入って今までやってきたアクションの手ごたえを感じています。
宿事業も大きく貢献し、直轄事業だけで期間として今までの過去最高売上のほぼ2倍の数字を記録したこのゴールデンウイーク。
SEAFRONT DINING新豊、鍋焼きうどん尾収屋も沢山のお客様にご利用いただきました。
まだまだ粗削りですが、地域にお客さんに育てて頂き私を含めメンバーそれぞれが少しずつ成長していることを実感しています。

御手洗やその周辺に眠る素晴らしい価値に私たちの感性を掛け合わせることで、どれだけその互いの価値を高められるか。
小さな小さなアクションから継続的に価値を生み出していく事業へ、それぞれの店主がこのまちに続く文化を尊重しながら思い思いの表現をし、喜びの連鎖を面で生み出していくことが形になってきています。

さぁ、これからです!
また色々な事業やサービスを含めた再構築がこれからも始まりますが、何が起きても柔軟にヒョイヒョイと荒波を乗り越え進んでいく地域の価値創造集団でありたいと思っています。
わかりやすく、ありきたりでなく、さりげなく・・・日本人が大切にしてきた表現力を磨きながら。
進めーーーよ~そろ~。

それにしても美しい風景に癒され、疲れも吹き飛びます。
皆さままたのお越しをお待ちしております。
ありがとうございます。